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補助的な役割だった刀
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補助的な役割だった刀

戦場の武士が持っていたのは、主に弓矢と日本刀です。映像作品などを見ると、日本刀メインで敵を斬り伏せていくというイメージがあるかもしれませんが、当時の負傷者の統計を見ると違っています。

この統計は兵士が自ら状況報告をしたものなどをまとめた記録からの集計ですが、約9割近くの負傷原因が弓矢による負傷だったそうです。

刀の斬り傷での負傷というのは、なんと1割にも満たなかったそうです。これは応仁の乱までの資料と、島原の乱までのおおよその期間を確認しても、鉄砲での負傷が増えただけで、刀が原因というのはやはり1割には届きませんでした。

ここから分かるのは、鎌倉室町~江戸時代の戦場では、刀はあくまで補助的な武器であったということです。遠距離で戦う方が、ダメージを抑えられるので、当然の結果と言えるかもしれません。

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